たとえ話や寓話

『日記の魔力』表三郎 ★★★★★

08/01/20読了

《ポイント》

 ●日記は行動記録だけでよい
  ・自分の行動を観察し細かく具体的に書く(時間や場所)
  ・感想を書こうとすると感想がないときは書かなくなるの
   で基本は行動記録
   《効果》
     ・新たな自己発見(気づき)
     ・文章の練習
     ・深く考える(思考の具体化・言語化)
     ・頭の中の整理
     ・観察力
     ・長期間書くことで自分を客観的に分析できる
     ・記憶力
  
 ●日記は書くだけではなく読む
   《効果》
     ・元気が出る
     ・成功パターンがわかる
 ●イマジネーションを鍛える
  ・日記を書く(客観化)読む(主観化)ことにより(=ア
   ウトプットとインプット)
   左脳と右脳の間を情報が行き交うことで脳梁が太くなる。

 感動したら何に感動したのかしっかり追求する
  ⇒具体的な印象を残す
 「問い」を意識して生きる
  ⇒「問いのプール」に入れておく
  
~「考える」と「イマジネーション」のメタファー~
  
『物事を「考える」というのは、ちょうどジグゾーパズル
 をつくり上げるていくようなものだ。
 最初は、何を意味しているのか全くわからなくても、情報と
 いう名のピースをどんどん詰め込んでいくと、そのなかのい
 くつかが結びつき、ある日突然全体像が見えてくる。
 そのとき、このピースとこのピースがつながるのではないか、
 このブロックはこういうものを表していたのだ、というよう
 なことをつかむ力がイマジネーションである。』

『「考える」という行為をするために大切なのは、記憶力
 ではなく、記憶をつなぎ合わせる「構想力」だ。』

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『ワンランク上の問題解決の技術』横田尚哉 ★★★★☆

 世の中のすべての「モノ」は、何らかの意図を達成しよ
うと思い、ある手段を選択した結果が表現されたものであ
ると本書はいう。

 どいういうことか。

 自分の身の回りのことを考えてみる。

 例えば、箸という「モノ」は、食事という意図があって、
長い棒を2本作った結果が、箸という「モノ」である。

 そこには食事をするという目的があり、それを達成する
ためには、スプーンやフォークという手段だってある。

 この例は単純化しすぎたが、「モノ」にとらわれすぎ
ると、物事の本質が見えなくなるということを感じる。

 問題解決の肝は、当たり前のことだが、問題の本質をえ
ぐることだ。

 どうえぐるのか。

 その一つの切り口が前述した考え方。本書のすすめる
「ファンクショナル・アプローチ」が参考になる。

「ファンクショナルアプローチ」の根本となる考え方は、
『今していることは「何のために、誰のために」してい
るのか、という視点をもつことであると私は解釈した。

 この視点は、私が入社したときの上司が口をすっぱく
して言っていたことなので、今でも常に意識している。
 そのおかげで、物事の本質をとらえた問題解決のアプ
ローチをしようとはしている。

 これまで、単純な問題であればその視点を意識すること
で解決に役立っていた。だから、本書の「ファンクショ
ナル・アプローチ」の4つのステップはわざわざふまな
くてもよい。

 ただ、複雑な問題に直面したときには、その視点を意識
するだけではなく本書の「ファンクショナル・アプローチ」
のステップを大いに試してみたいと思った。

《本書のポイント》

●問題解決で重要なのは「問題の認識」と「改善点の特定」

●問題解決=「改善点」×「解決手段」
      「何を」「どのように」改善すればよいのか

●「解決手段」は「外」、「改善点」は「内」にある。
 ⇒手段にこだわるのではなく「改善点」に着目する

●過去を手放し、未来のあるべき姿から発想する
 ⇒「未来の具現化」

●「手段志向」よりも「目的志向」に 
 例)上司:「次回の会議は重要な会議で君に運営を任す」

   →「どのように運営すればいいのか」(手段志向)
   →「何のために運営すればよいのか」(目的志向)

●改善点を見つける5つのアプローチ
 ■仮説検証法
   仮説にしたがって原因を取り除く
 ■品質管理法
   起こった結果をもとに発生したプロセスにさかのぼる
 ■情報解析法
   データを収集し、個々の要素の相関関係を分析
 ■類似置換法
   過去の事例をパターン化し類似のパターンにあてはめる
 ■機能分析法

   対象から機能を抽出するファンクショナル・アプローチ

●ファンクションとは、意味、意図、働き、役割、目的、
 効用、効果、性能、理由、機能。
 その結果として「モノ」や「コト」として表現されている

●「ファンクショナル・アプローチ」のステップ

 1 準備
   ■問題の理解
   ■問題の分解

    部品、工程、空間、使い方単位
  
 2 分解
   ■ファンクションの定義
    「~を~する」
   ■ファンクションの整理
     目的と手段をFASTダイアグラムで整理
   ■キーファンクションの抽出
   ■インプット量とアウトプット量の測定

 3 創造
   ■アイデアの発想
   ■アイデアの整理

 4 洗練
   ■アイデアの練り
    ・アイデアの利点⇒伸ばす⇒欠点⇒欠点を除く
   ■アイデアの組み合わせ
   ■価値の確認
    ・インプット量とアウトプット量の測定
   ■効果の評価

《書きとめておきたい言葉》

○目の前の課題を解決することに意識をとられてしまい、
 その未来にどんな最終目的があるのかを見落としがち。
「木を見て森を見ず」にならないよう常に俯瞰的な視点
 を身につけておくことが大事。(以下の寓話参照)

○轍(わだち)理論
 人の行動は偶然→習慣→当たり前→規律→拘束と変わ
 っていく。固定観念ができあがるプロセス

○ブレインストーミングの4つのルール
 ・自由奔放
 ・批判と議論厳禁

 ・アイデアの量を求む(質より量)
 ・アイデアの改善結合

《興味深い寓話》

「レマン湖の釣り人」

 スイスのレマン湖という大自然に囲まれた湖に、日本人
が観光に訪れました。近くの湖畔でボーと釣りをしている
釣り人を見かけ近づいて、こう言いました。
 「魚がこんなにたくさんいるのだから、網を使えばいっ
 ぱいとれますよ」
  すると釣り人は「網でたくさんの魚をとってどうする
 のですか?」と聞き返しました。
 「魚を市場にもっていけば、いいお金になるじゃないで
 すか」
 「お金に換えてどうするのですか?」
 「お金があれば、この湖のほとりに別荘を建てることも
  できるじゃないですか」
 「別荘を建ててどうするのですか?」
 「別荘があれば、一日、ボーと釣りを楽しめるじゃない
  ですか」
 「・・・・・・」

★目の前の課題を解決することに意識をとられてしまい、
 その未来にどんな最終目的があるのかを見落としがち。

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