知識を得た!

『僕は日本茶のソムリエ』高宇政光 ★★★★★

 ひさびさの更新になったしまいました。実は、ここ数ヶ月
間の週末は「日本茶アドバイザー養成講座」を受講していて、
なかなか読書をする時間がとれなかったのです。いつも読書
にあてていた通勤電車のなかも「日本茶アドバイザー」の資
格試験の勉強をしていたのです。
 そして、先日、見事に合格することができました。正式に
は10月1日から「日本茶アドバイザー」となります。

 今回は「日本茶アドバイザー養成講座」受講中に出会った
本です。

 日本茶のすばらしさを実感できる本だと思いますし、日頃
飲んでいる日本茶を見る目が変わるのではないでしょうか。

 著者は、日本茶アドバイザーの上位資格である「日本茶イ
ンストラクター」です。著者は日本茶のいれ方を教えるセミ
ナーを開催しているのですが、そのセミナーでの言葉が印象
的でした。

 私はおいしい日本茶のいれ方を教えたりはしません。おい
しいと感じるのは人それぞれ違うからです。教えるのは、一
人一人がおいしいお茶のいれ方を創るために役立つであろう
基礎知識です。それを知った上で自分だけのおいしいお茶の
いれ方を創ってほしい。と言うのです。

 教える側にとっては、とかくノウハウを教えることが目的
になりがちです。教えを受ける側にとっては、ノウハウどお
りにやろうとしがちです。
 
 でも、大切なのはそうではないと思います。教えを受ける
側が、自分なりの形を見つけるために、教える側はその手助
けとなるノウハウや基本原則などを教えるのです。教えを受
ける側はそれをもとに自分なりの形を見つけるのです。日本
茶だけではなく他にもいえることだと思います。

僕は日本茶のソムリエ―お茶で世界をつなぐ夢 Book 僕は日本茶のソムリエ―お茶で世界をつなぐ夢

著者:高宇 政光
販売元:筑摩書房
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『日本の難点』宮台真司 ★★☆☆☆

 抽象的な言葉が多く具体的なイメージがわかなかったため、
本書の内容を十分理解することはできませんでした。

 私の読書の大半は、自己啓発書やビジネス書、小説が中心
のためため、この手の本に対する読解力のなさを痛感させら
れました。

 それでも、本書を読んで新たな気づきが3つありました。

〇子どもをネットにつながせないとか、携帯電話を触らないと
 か、携帯電話の一部のサイトにつなげないよう制限をかける
 とか、いろいろネットや携帯電話が問題視されますが、それ
 は問題の本質的な解決になっていません。問題とすべきこと
 はネットコミュニケーションよりも体面コミュニケーション
 が脆弱になっていることです。

〇消費者として一般的に得られる受け身の情報は、企業のイメ
 ージ戦略(CMや広告など)に見られるような偏った情報が多
 く見られます。だから受け身の情報だけでなく積極的に必要
 な情報を得ようとする「情報補正」が必要です。

〇最近のマスメディアには俗情にこびた「ポピュリズム」がみ
 られます。後期高齢者医療制度や派遣切り、内定取消など単
 純に「正しいのは弱者、間違っているのは強者」という図式
 で報道されるのは何か間違っているような気がします。物事
 には表裏があるわけでその両方を報道するのがマスメディア
 であって善悪を判断するのは視聴者の方だと思うのですが。

日本の難点 (幻冬舎新書) Book 日本の難点 (幻冬舎新書)

著者:宮台 真司
販売元:幻冬舎
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『偽善エコロジー』武田邦彦 ★★★★★

 これまで一般的にエコと言われてきたものを真っ向から否定
しています。
 
 例えば、レジ袋を使わない⇒ただのエゴ
     割り箸を使わない⇒ただのエゴ
     温暖化は二酸化炭素削減で防げる⇒防げない
     古紙のリサイクル⇒よくない 
     ペットボトルのリサイクル⇒やくない
     ダイオキシンの有害性⇒あぶなくない
 といった感じです。
 
 行政やリサイクル業者などのエコビジネスから端を発した利益
優先の誤った考えであり、それをマスコミが大きく取り上げる
ためこれまで信じられてきたというわけです。
 本書は根拠となる資料が多く、それなりに納得できる部分も多
かったです。

 ただ、本書が真実なのか、マスコミの情報が真実なのかはわ
かりません。

 大事なのは、情報に振り回されず、自分の感覚や信念を大切
にして、自分が信じた行動をとることが大切なのだと思いました。

 それはエコだけでなく、この情報社会を生き抜くための共通し
た考えでもあると思います。

 でも、たまにこういった常識を覆すような本を読むと、よい脳
の刺激、生活の刺激になります。

偽善エコロジー―「環境生活」が地球を破壊する (幻冬舎新書) Book 偽善エコロジー―「環境生活」が地球を破壊する (幻冬舎新書)

著者:武田 邦彦
販売元:幻冬舎
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『世界一おもしろい戦国の授業』河合敦 ★★★★☆

 日本テレビ「世界一受けたい授業」でも驚きの歴史の新事実
を教えてくれる河合敦さんですが、本書でも常識とされている
戦国時代のエピソードをくつがえす新真実をたくさん教えてく
れます。

 歴史に真実は本当にあるのかと思わされるほど、中学、高校
時代に学んだことがひっくり返りました。

 以下、本書で私が驚いた新真実です。

 〇明智光秀の有名な言葉「敵は本能時」にありはウソだった。

 〇織田信長の「桶狭間の戦い」は雨中の奇襲攻撃ではなかっ
  た。

 〇織田信長の「長篠の戦い」で武田の騎馬隊を圧倒した鉄砲
  三段撃ちはウソだった。

 〇当時の馬はポニー程度の大きさしかなく土煙をたてて襲来
  するといったイメージではなかったと思われる。

 〇木下籐吉郎(豊臣秀吉)の織田信長の草履を温めて気に入ら
  れたというエピソードはウソだった。「猿」というあだ名
  もウソ。

 〇毛利元就の「三本の矢」のエピソードはウソだった。

 〇千利休は豊臣秀吉のブレーンであり、内々のことはすべて
  利休にまかせていると言わしめるほどだった。

 常識だと思っていた史実が実はウソだったということを知り、
ショックを受けたり興味深かったりします。

 ただ、史実ではなく後世の創造だったとしても、歴史から学
ぶことは多いと思います。何を学び何を気づくかが大事であり、
史実かどうかは学ぶという点からすればたいしたことではない
と思います。

世界一おもしろい戦国の授業 (二見文庫) (二見文庫) Book 世界一おもしろい戦国の授業 (二見文庫) (二見文庫)

著者:河合 敦
販売元:二見書房
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『4-2-3-1 サッカーを戦術から理解する』杉山茂樹 ★★★★☆

 小学校2年生のときにはじめてサッカーのまねごとを始め、
5年生で地域のスポーツ少年団に入り本格的にサッカーを
はじめました。それから20年以上サッカーを続けています。
 
 しかし、長年酷使した足首が悲鳴をあげ、1年くらい前、医
者からしばらくサッカーを控えるように言われてしまいました。
苦悩した結果、やはりサッカーはやめられず、サッカーのミニ
版であるフットサルを細々と続けています。
 
 本書のテーマでもあるサッカーの戦術。
 戦術やフォーメーションは、これまで自分が所属していたチ
ームのものは一生懸命勉強しましたが、世界の流れや流行
についてはぜんぜん知りませんでした。そもそも今ではサッ
カーの情報はありふれていますが、Jリーグが始まる前、今
から15年くらい前はずいぶん限られたものだったのです。
 
 本書は、サッカーを戦術やフォーメーションからとらえ、日
本も含めた世界の流れを端的に学べます。サッカー観戦に
戦術やフォーメーションという視点を取り入れるきっかけに
なるかもしれません。
 
 著者は書名にもなっている「4-2-3-1」というフォー
メーションを推奨しているようですが、これは意見が別れる
ところだと思います。しかし、サッカーにあまり詳しくない方
が本書を読むと「4-2-3-1」がベストだと思うかもしれま
せん。また、監督や選手、観戦者、評論家など立場によって
も好みのフォーメーションは違うでしょう。私は高校選手権や
インターハイを真剣に目指した高校生のときに「4-4-2」
の菱形というフォーメーションを監督からたたきこまれたの
で、このフォーメーションが今でもしっくりきます。

4‐2‐3‐1―サッカーを戦術から理解する (光文社新書) Book 4‐2‐3‐1―サッカーを戦術から理解する (光文社新書)

著者:杉山 茂樹
販売元:光文社
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『お金を銀行に預けるな 金融リテラシーの基本と実践』勝間和代 ★★★☆☆

 子どもができた関係で小遣いが減り、巷でよく聞くサラリー
マンの小遣いのやりくりの大変さを味わうことになってしまい
ました。
 
 いやらしい話ですが、本書は、小遣いを増やすヒントを得た
いという不純な動機で手にとったのです。
 1年ほど前、株を始めましたが、著者の勝間さんが株式に対
してどういう考えをもっているのかについても興味がありまし
た。
 
 本書で勝間さんは、個人が株式に投資することの危険性を説
き、投資するなら株よりも投資信託ををすすめています。
 ただ、私の場合、これから投資信託を勉強する気力はないの
で、結局、株式への投資を細々と続けていこうと思いました。
そうは言っても、少額の投資ですし、今はなかなか株価が上昇
しませんので、小銭を稼ぐことすら難しいのは否めません。
 
 そこで、株価とにらめっこしながらも、少しずつ別の方法を
調べてみようと思っています。小遣い稼ぎについてネットで軽
く調べたところでは、モニターになったり、懸賞をこまめに応
募したりといった方法が自分でもできそうだったので、もう少
し深く調べてみようと思います。
 
 でも勝間さんが言っているように「楽して儲ける方法」なん
てありません。ただ、それはわかっていても、追い求めてしま
うのが財布の寒いサラリーマンの性なのです。

《新たな気づき》

〇ワークライフバランスには、労働収入に家計のすべてを頼る
 のではなくリターン性の高い金融財産を持つことが大切。

〇楽して金儲けする方法はない。金融リテラシー(*)を身につ
 けるほどそれがわかってくる。

〇資本主義社会で生き抜くのに金融リテラシーを身につけてい
 ないというのは、ルールを知らずスポーツをするようなもの。

〇預金は、リターンを得る投資ができる可能性があるにもかか
 わらず、その機会を喪失していることにつながっていること
 を自覚するべき。

〇高度経済成長の時期は、大きな政府として累進課税を強化し
 たり公共事業により地方の雇用を創出することで貧富の格差
 を緩和してきた。しかし、経済が低迷してくるとそういった
 政策はより経済の低迷をまねくため、小さな政府として市場
 原理にまかせることになり貧富の格差が広がった。

*金融リテラシーとは、金融の情報や知識を単に鵜呑みするだ
けではなく自分の経験や他から得た情報や知識との相互作用の
なかで主体的に読み取っていくこと。

お金は銀行に預けるな   金融リテラシーの基本と実践 (光文社新書) Book お金は銀行に預けるな 金融リテラシーの基本と実践 (光文社新書)

著者:勝間 和代
販売元:光文社
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『「脳」整理法」』茂木健一郎 ★★☆☆☆

08/01/19読了

《ポイント》

 ○「世界知」を切り離すのではなく「生活知」に近づけて物
   事を考えることが必要。
   人生は不確実性に満ちていることを認識
   主語を私に変えることで「生活知」に近づける
 
 「世界知」とは
  コペルニクスの天動説やニュートンの万有引力などの知識
 「生活知」とは
  熱いものを触ると熱い、こうすると他人は怒るなどの知識

 ○不確実性(偶有性)を楽しむ
   不確実性は避けられないものとして覚悟を決める

 ○不確実性とつきあう
  ・「セレンディピティ」(偶然の幸運に出会う能力)
  ・最後には大丈夫という根拠のない自信をもつ
  ・成功体験を通じて無意識の回路を強化

 情報の整理⇒読み書きそろばん
 祈りは、無力感の認識

「脳」整理法 (ちくま新書) Book 「脳」整理法 (ちくま新書)

著者:茂木 健一郎
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『健康問答2』五木寛之 ★★★☆☆

08/01/01読了

《学んだこと》

民間療法をどう考えるか

●1つの療法にこだわるのではなく、全ての療法を視点に入れ
 ることが必要。

●民間療法でも時間と経験というエビデンスがある。

●食も療法も百人百様
 ・基本を参考にして、直感を研ぎ澄ませ、自分なりのものを
  自分で見つける。
 ・食や療法に対する自分なりの信念を持つ。

 
《印象に残った言葉》

「私は、1つのことを長くやるのも大事だけれど1つのこと
 を長くやりすぎるのもいけないと思っています。
 それに体が慣れてしまうのもあまりよくない気がする。」

《行動しようと思ったこと》

 情トレ
  笑ったり、感動したりする感情トレーニング

健康問答2 本当に効くのか、本当に治るのか? 本音で語る現代の「養生訓」。 Book 健康問答2 本当に効くのか、本当に治るのか? 本音で語る現代の「養生訓」。

著者:五木 寛之,帯津 良一
販売元:平凡社
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『ざっくり日本史』齋藤孝 ★★★★★

07/12/30読了

《ポイント》

■アメリカの日本占領はすごい
 
 ●アメリカが一国で占領するには戦中から計算しつくされて
  いた
  ・原爆投下も世界に力を見せつけソビエトの台頭を抑える
   目的
  ・GHQの速さは計画しつくされていたからなせる技

 ●民主化を建前として非軍事化を目指した政策
  ・農地改革
    低賃金労働力が大量に発生しているのは、土地を持た
    ない貧しい人がいるから
    低賃金労働力の大量発生が今の中国のような経済力
    の発展につながる
  ・財閥解体
    戦争を起こせば資本が終結する。それを防ぐ。
  ・教育改革
    戦時中のモチベーションのもととなった神国主義を
    壊す

 ●アメリカの一国占領でよかったかも
  ・戦勝国の分割占領だったら今の日本はなかったかもしれ
   ない。
  ・今の日本があるのは良くも悪くもアメリカの大改革があっ
   たから

■日本の殖産興業のすごさ

 ●明治時代、日本はモノではなくシステムを輸入したのがす
  ごい
  ・商人より農民が多かったのに資本主義が根付いた
  ・日本人の素直さ
  ・システムの輸入(議会制度、両から円へ 4進法から
   10進法へ、銀行)  

 ●猿真似ではなくアレンジする力
  ・商売よりも経済を輸入
  ・渋沢栄一が銀行を作ったことにより資本が集中し、富岡
   製糸場ができた

 ●植民地化を防いだモノではなくシステムの導入
  ・インドは、綿花を作らされ、綿花で作った商品を買わさ
   れていた
   →加工するシステムを導入しなかったのが日本と違う

■土地って人のものなのか
  
 ●三世一身の法が土地の所有欲に火をつけた

 ●班田収授法は平等

 ●チャラにしよう運動で権力の分散

■仏教伝来のここがすごい
 
 ●日本人のゆるさ
  ・ふつう外来の宗教が入ってくると土着の宗教との戦いが
   起きるもの
  ・ご利益ものに弱い日本人(矛盾した考え鎮護国家)

 ●日本の禅マインド
  ・もともとはインドの瞑想法(中国経由で輸入)で仏教の
   一派
  ・理論よりも修行を重視
  ・石を愛でる感覚、枯山水、、呼吸法、書道

 ●仏教の穏やかな精神性
  ・仏教の浸透している国(タイ、チベット、日本)はみん
   な穏やか

  一つのことを黙々と続けるとそれだけで精神が落ち着く

■大化の改新のここがすごい

 ●摂関政治
  ・ナンバー2の地位を独占

 ●名と実を分ける統治体制の基礎
  ・天皇とナンバー2(藤原氏、征夷大将軍)

■廃藩置県のここがすごい

 ●殿様がいなくなった
  ・大名に代わり中央から人を送り込んだ
  ・中央による地方の直接管理

 ●日本人の前例主義
  ・新政府の薩摩と長州の藩主が退いたので、それに見習い
   大きな内戦が起きなかった
  ・体勢に流されているようで流れを見誤っていない
  
 ●変わり身の早さ
  ・殿や藩を守るより近代化をとった
   優先順位を間違えなかった
  ・伝統やプライドにこだわらなかった流れを見る力 

 明治維新は武士自らが行動し、自らの社会を終わらせ社会を
 変えた
 フランス革命は、国王を処刑することで社会を変えた

齋藤孝のざっくり日本史 Book 齋藤孝のざっくり日本史

著者:齋藤 孝
販売元:祥伝社
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『齋藤孝のざっくり世界史』齋藤孝 ★★★★★

 世界史というとカタカナの長い名前や主要な出来事の年
号を必死に覚えた。15年も前の高校生のとき、覚えにく
いカタカナの名前に苦労した印象が残ってる。

 ヨーロッパで起こったルネサンス。
 勉強したとは思うが、ミケランジェロやレオナルド・
ダ・ヴィンチ、文芸復興というキーワードしか記憶に
残っていない。

 とにかく暗記をしただけで、流れで理解していない
ので、ルネサンスという言葉を知っているだけで、ぜん
ぜん理解できていない。

 本書を読んで、恥ずかしくなった。いまさらながら
ルネサンスの意味を理解し、現在の西洋偏重の考え方
など現代とのつながりも垣間見ることができ、面白か
った。

 コーヒーとお茶などのモノを切り口に世界史を見る。
こうした見方は、現在のモノとのつながりが見え、世界
史により一層興味がわいた。

 学生のときのような単なる暗記ではなく、大きな流れ
で歴史をとらえ、現在とのつながりを考えたり比較した
りすることで、現代を生きていくための何かを得る。

 これが、社会人として歴史を読み解く楽しさであり、
意義だと思った。

《ポイント》

●近代化の源はヨーロッパ。
(ヨーロッパの大まかな流れ) 
 ヨーロッパの原点は古代ギリシア、ローマ帝国、エジ
プトを含めた地中海文明。
 直接民主政であり、政治と宗教は分離していた。
 392年にローマ帝国がキリスト教を国教としたこと
で、教会(神)が大きな力を持つようになる。
 いわゆる人間は神のしもべであり、あらゆるものは神
が生み出すという考え方。それがルネサンスにより、
教会(神)から脱却し「人間中心主義」となる。
十字軍によりアラビア文化が流入してきたことがきっか
けだとも言われている。さらに、ルターによる宗教改革。
これはラテン語で書かれていた聖書をドイツ語に翻訳し
たことで、教会による神の独占がなくなった。
 ミケランジェロなどの彫刻や遠近法も人間ってすばらし

いという人間中心主義の結果だと言える。

●資本主義はプロテスタントから生まれた。
 プロテスタントは厳しい禁欲。女性のヒステリーが多
いとも言われていた。働くとは神への奉仕。お金は貯ま
るが禁欲のため使わない。使うのは仕事のため。
これが今でいう投資であり、資本主義のはじまりとも
言われている。

●中世の教会の力は性行為まで介入していた。
 身体は忌まわしいものだから教会が支配(身体蔑視)
 それに異を唱え、肉体の復権を説いたのがニーチェ。

●帝国の野望は現代でも経済界や金融などフィールドは
 違うが存在している。

●公衆の面前での演説によりリーダーが決まるのはいか
 にも西洋的(古代ギリシア、ローマがルーツ)。

●コーヒーは「度を越してまでやる」という西洋文化を
 支えた。ここぞというときに飲むコーヒーと休みたい
 ときに飲むお茶。

●資本主義は人間の本性から出た自然なシステムであり、
 欲望を肯定。
 社会主義は、人工的なシステム。正論であり理想。
 マックスウエーバーは、社会主義は官僚の腐敗を生む
 とした。

●自国民を最も殺したベスト3は社会主義国。
 毛沢東、スターリン、ポル・ポト(カンボジア)
 それは、欲を無理やり押さえ込み理想を実現させよう
 とした結果。

●ドイツ人にもともとあったユダヤ人に対する差別意識を
 拡大したのがファシズム。

《興味深い内容》

●コカ・コーラーは原液のみを輸出し製法は輸出しない。、

●アメリカはもともとお茶文化だった。
 イギリスから紅茶に高い税金をかけられたためやむなく
 コーヒーを飲むようになった。アメリカンコーヒーが
 薄いのは紅茶が恋しいためという説もある。

●コーヒーのルーツ

●お茶のルーツ
 もともとは野菜の一種

 
●フランスの思想家は、現代は「記号を消費する時代」で
 あると言っている。

●「金」は、神の姿として考えられていた。

●9.11アメリカ同時多発テロの死者は3,000人
 報復といわれるイラク戦争の死者は15万人

齋藤孝のざっくり!世界史 Book 齋藤孝のざっくり!世界史

著者:齋藤 孝
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