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『会社に人生を預けるな』勝間和代 ★★★☆☆

 著者が言いたいことは、この二つだと思います。
 日本の停滞の原因は、つきつめると「終身雇用制」にある。
 リスクに気づき、リスクとリターンを分析したうえで最適な
方法を判断する能力が必要であり、リスクの回避のみを考える
のはそれこそがリスクである。

 前者は、著者の主張に同感する部分も多くありましたが、強
者の考え方という感じも受けました。強者は知識と自信を持っ
て会社を渡り歩くことができるかもしれません。でもそういう
人ばかりでありません。何のとりえもない弱者が、終身雇用を
信じながら運よく入れた会社に必死しがみつく姿を想像してし
まうのです。
 ただ、そういう個々のケースではなく社会全体を見れば、日
本の閉塞感を打ち破るためには問題のある制度であるという考
えもうなずけます。でも、そうはいっても制度を変えることな
んてできないのが私のような一般人です。

 だから、前者について考えるのはほどほどにして、後者につ
いて思いをめぐらしてみました。すると私はけっこうリスクを
意識して生活していることを改めて再確認しました。

 そのうち3つほどご紹介します。
 まずは、一つ目。私は通勤かばんの中に常にハザードマップ
を入れています。いつ地震が起きても、最悪、徒歩で帰ること
を考えて常に持ち歩いているのです。
 
 二つ目はメガネとコンタクトを常備しています。ふだんはメ
ガネをかけていますが、割れてしまったときのために常にスペ
アのメガネと使い捨てコンタクトを通勤かばんの中に入れてい
るのです。
 
 三つ目は海外でのエピソードです。
 中国の上海へ旅行に行ったときのことです。
 帰国する日、ホテルから空港までガイドさんの車で送っても
らいました。道中、地図を眺めていたのですが、おかしなこと
に気づきました。利用する空港へ向かっているとは思えない方
角に向かっているのです。不思議に思ってガイドさんに尋ねる
と、別の空港に向かおうとしていたのでした。そう、上海には
国際線の空港がふたつあるのです。ガイドさんは私の空港券に
記載された空港ではなく、間違えて別の空港へ行こうとしてい
たのです。早めに気づいたので、ぎりぎり離陸時間には間に合
いましたが、危ないところでした。

 海外旅行はとかくガイドさんにすべてをまかせがちですが、
私はそうではありません。たとえガイドさんに連れて行っても
らうとしても、空港の場所はもちろんのこと、観光する場所や、
ホテル、食事をするレストランは事前に必ず地図で場所を確認
しておきます。

 まだまだリスクを考えた行動はたくさんあります。単なる心
配性と言われればそれまでですが、けっこう用心深く生きてい
るということを本書がきっかけで再認識しました。

会社に人生を預けるな リスク・リテラシーを磨く (光文社新書) Book 会社に人生を預けるな リスク・リテラシーを磨く (光文社新書)

著者:勝間和代
販売元:光文社
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