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『小泉純一郎の軍師飯島勲』大下英治 ★★★☆☆

 なぜ小泉内閣は長期政権を保てたのか。
 内閣がころころ変わる今だからこそ興味がわき本書を手にと
りました。
 ただ、本書だけで冒頭の疑問を論じることは浅はかだと思い
ましたので、読後に感じた感想を記します。

 小泉内閣は、縦割りで業務が遂行されがちな省庁に官邸とい
う横串を刺し、その横串が太くて強力だったから省益を超えた
国策ができたのだと思います。
その太くて強力な横串の芯は、首席秘書官の飯島勲氏でしょう。
 
 本書のエピソードからかいまみる彼の情報網の網の目の細か
さと決断の早さが官邸を支えていたと実感しました。マスコミ
の情報からでは到底知りえない当時の事務秘書官や参事官な
どの官邸のメンバーのすごさには驚かされます。
 
 小泉内閣の当時、新聞などで官邸主導と批判されていました
が、私は官邸主導だったからこそ長期政権を築くことができた
のだと思います。小泉首相は官邸に強いリーダーシップがあっ
たから既得権益がはびこる省庁の省益に縛られずに純粋な決断
をし続けることができたのです。要するに省庁間の連絡調整の
みではなく、リーダーシップを発揮できたのが小泉内閣です。
 
 それができたのは、官邸の人選などに代表されるような前例
や党に縛られず本質を見極めた小泉首相の判断力や決断力とそ
れをサポートする飯島秘書官の存在が大きな要因になっていた
のだと思います。

Book 小泉純一郎の軍師飯島勲 (祥伝社文庫 お 4-10)

著者:大下 英治
販売元:祥伝社
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