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『重力ピエロ』伊坂幸太郎 ★★★☆☆

 軽妙な中にも含蓄の深い言葉がちりばめられている、というの
が読後の印象でした。
「謎解き」という部分では少し物足りなさを感じ、読んでいる途
中、退屈さを感じてしまいました。

(以下、ネタバレ注意)

《ストーリー》
 
 次々に起きる連続放火。放火される建物の近くには、必ずグラ
フィティアート(壁の落書き)があった。泉水と弟の春、そして
父親がそれぞれのやり方でこの謎を解明しようとする。
 ついに泉水はその謎を発見した。
 それは、グラフィティアートに必ず残されている文字の頭文字
と放火された会社名の頭文字が、遺伝子の螺旋構造に一致する
というものだった。
 さらに驚くべきことに連続放火魔は弟の春だった。動機は過去
の事件が関係している。泉水と春の母親は同じだが父親は違う。
母親がレイプされて生まれたのが春だった。連続レイプ犯の子
どもなのだ。
 数十年前にその犯人が起こした連続レイプ事件の場所が春
が起こした連続放火の場所と一致していた。それは、春が放
火した現場の写真をレイプ犯、すなわち自分の父親に送りつ
け反省させようとしていたのだ。
 しかし、反省する様子はさらさらなかった。結局、春はレイ
プ犯である自分の父親を殺してしまうものの、兄の泉水は
それをとがめることはしなかった。

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今回は伊坂幸太郎『重力ピエロ』です。 『重力ピエロ』は第129回直木賞候補作品、第57回日本推理作家協会賞長編及び連作短編集部門候補作品、第1回本屋大賞ノミネート作品、2004年版このミステリーがすごい!第3位。 文庫本カバーから抜粋 『兄は泉水、二つ下の....... [続きを読む]

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