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■本の内容が頭に残る読書術【手順編】

 このブログに来ていただいている方は、ご自分なりの本の
読み方ってあるのでしょうか?
 もしご自分流の読書流儀があればぜひおしえてください。
 
 以下は、私の読書法です。勝間和代さんの本を読んだことが
きっかけで、改めて自分の読書法を見直してみました。
 
 「以前、この本読んだと思うけど、今は何も頭に残っていない」
 私は今までこんなつぶやきを繰り返していました。
 1ヶ月もたつと、読んだこと自体は覚えているのですが、本の内
容をぜんぜん覚えていないのです。小説であれば、おぼろげなが
らストーリーが頭に残っていることもありますが、ビジネス書や
新書、実用書となると、どんな内容だったか人に説明できない
ことが多いのです。
 そこで、どうしたら読んだあとに本の内容を頭に残しておくこと
ができるか。
 
  読書に関連する本を読み、いろいろ思考錯誤した結果、以下
の読み 方にたどり着きました。
 
  この読み方は、少しずつバージョンアップしながら、かれこれ
5年くらい続けています。実践するようになってからは、実践す
る前より本の内容が自分のなかに取り込まれ、実のある読書
生活ができるようになったと思っています。
 
 名づけて「頭に残る7つの読書術」です。
 以下、は「手順編」です。「テクニック編」は別途書こうと思っ
ています。


1 読む目的を明確にする

 
  私は、本を読む前にその本を何のために読むのかを明確
にしています。
  私の場合、だいたい次の目的で本を読みます。
  
     ●楽しむ、リラックスする
    いわゆる娯楽目的です。主に小説やエッセイを読むと
   きがこれにあたります。
  ●自分の考えを深める
    興味のあるテーマについて自分の考えを深めたいとき
  です。
   例えば、読書法について自分の考えを深めたいときは、
  さまざまな著者が書いた読書法をテーマにした本を読み、
  自分の読書法を確立させていきます。
   この目的で読むときは複数の本を読み、なるべく多くの
  角度から考えることができるように心がけています。
   これを私は「多角的読書」と読んでます。
 
  ●知識や情報を得る
    知的好奇心をくすぐられて読む場合や仕事などで必要
  に迫られて読む場合があります。
 
  ●悩んでいることなどを解決する
    仕事のモチベーションがあがらない、人間関係がうまく
   いかない、なぜか元気がでない、など目の前の悩みを
   解決したいときです。
    私は、こういった悩みにぶちあたった場合に読む本を
   あらかじめストックしており、直面したときに読み返し、
   随分助けられています。
    こういった本は、私の心の処方箋になっています。
     
2 「目次」を見て内容を予測する
  
  まずは「目次」を見て、その本の全体像と内容をイメージ
 します。
  細かいことは気にせず、大きな流れをとらえるのです。
  小説であれば、想像力を働かせ、どんなストーリーが
 展開されるのかあらかじめ予測します。
  新書やビジネス書であれば、その本のテーマに対する
 自分の考えや思い、自分なりの仮説を持ってから読み
 始めます。
  
  なぜそんなことをするか。
  
  私は、本を読む行為というのは、「考える」という行為を
 するためのひとつのきっかけであるととらえているから
 です。
  だから自分の考えを持ったうえで積極的に本に関
 っていく姿勢をいつも大事にしています。
  
  本のジャンルを問わず、私の読書の究極の目的は、
 「自ら考える」機会を作ることです。本を読むときに、
 想像力や読解力、整理力を駆使することで自ら考える
 質を高めることができると思っています。
  また、本を読むことで、それらの力がつくのだと思い
 ます。
  
  本を読むことで、これまで自分の無意識層に眠ってい
 た体験や経験、知識などがインスパイアされることもあ
 ります。
 
  本は、いわば「思い出の扉」を開けてくれるのです。
 乱暴な言い方をすれば、「本は自ら考えるきっか
 や思い出の扉を開けるきっかけを与えてくれるひと
 つの道具にすぎない」ということです。


3 読みながら3色ボールペンで線を引く

  
  ご存知な方が多いと思いますが、いわゆる齋藤孝さん
 が提唱している3色ボールペンです。
  線を引いたページの余白に、線を引いた箇所を一言で
 表したキーワードや思いついた自分の考えを書くこともあ
 ります。
  ビジネス書や新書、実用書は、文章を読むというより、
 章ごとの内容の本質を理解しながら読み進めることこ
 とを意識します。


4 ページの端を折る

 
  線を引いた箇所で客観的にみてその本の肝と思われる
 ページの上端を折ります。また、線を引いた箇所で主観的
 におもしろいと思った部分や学びになった部分のページの
 下端を折ります。
 
  こうしておくことで、読み終わったあと、この本の本質を知
 りたいときは上端を折ってある部分を読み返せばいいとい
 うわけです。
  自分の学びとなったことや何かのネタになりそうなことを
 探したい場合は下折のページをめくります。


5 キーワードを目次のページの余白に書く
  
  ページを折った部分を参考にして、目次の余白にその本
 の肝となるキーワードやキーフレーズを青色で書きます。
  目次の余白に書くことで、目次とあわせて見ることができ、
 その本の全体像がより鮮明に浮き上がってきます。
  
  自分で咀嚼し自分の言葉で簡略化して階層的に書くこと
 を心がけています。そうすることで、理解が深まり頭のなか
 に内容が残りやすくなります。
  さらには、自分なりにキーワードや概念を作り出したりし
 て自分のものにしていくことを意識しています。
  それは、自分のオリジナルとなるので緑色で書き、あと
 でわかるようにしています。
 
  また、自分の学びや何かのネタになりそうなことも緑色
 で書きます。


6 全体像をとらえる
  
  上述した「5」のキーワードやキーフレーズを参考にその
 本の内容を図解します。図解することで本の内容を俯瞰
 的に理解するのです。
  これは、本の内容が難解であったり、内容が構造的に
 理解しにくい場合、理解を助けるためにするのです。
 
  表紙の裏などの余白に図解したものを書きます。図解で
 きない場合はその本の全体像を理解できていないというこ
 となので、ページを折った箇所を見直したりして理解を深
 めます。


7 アウトプットする

  
  次の3つをアウトプットする手段として活用しています。
  いずれの場合も自分で咀嚼した自分の言葉でアウトプ
 ットすることを意識しています。 
  
  ●人に話す
    本を全部読み終わっていなくても友人や家族に話
   すようにしています。ただ、あまりダラダラ話すと嫌
   がられてしまうので、相手が興味ありそう内容を小
   出しにして、関心をむけてくれるようだったら話すこ
   とにしています。
  
  ●ネット上に書評を書く
    主にアマゾンのレビューを活用しています。
  
  ●ブログに書く
    読んだ本について以下の視点でブログを書いてい
   ます。
    そのブログは、自分の「知識の倉庫」としています
   ので、学んだ知識を蓄積しておきます。
    ブログに書き貯めておくことで、外出先でも携帯
  電話のネットで内容を確認できます。
  

  《ブログに書くときの視点》
   ○インスパイアされた考えや体験
   ○考えさせられたこと
   ○著者の言いたいこと
     (※小説の場合は話の概要)
   ○おもしろかったこと
   ○本を読んで学んだこと
   ○本を読んで行動しようと思ったこと
   ○人に薦めたい内容
   ○共感(共鳴)したこと
   ○引用したい文(人に話したい文)
   ○概念化(教訓化)
   ○キーワードまたはキーセンテンス
  
  《書くときに注意している点》
   ・簡略化して書く
   ・階層的に書く
   ・自分の言葉で書く
 

  ブログに書くのは面倒に思うこともありますが、その
  ときは袖川芳之さんの『線と面の思考術』の次の言葉
  を思い出すようにしています。
  
  「読んだという自己満足だけでなく、それがいつも目に
 見える形で残っていて再度自分でインプットし直せる
 環境を作りましょう。
  時間のかかることではありますが、生涯使える価値
 の高い回り道です。」


《参考書籍》
・『読書力』齋藤孝
・『齋藤孝の速読塾』齋藤孝
・『大人のための読書法』和田 秀樹

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