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『ざっくり日本史』齋藤孝 ★★★★★

07/12/30読了

《ポイント》

■アメリカの日本占領はすごい
 
 ●アメリカが一国で占領するには戦中から計算しつくされて
  いた
  ・原爆投下も世界に力を見せつけソビエトの台頭を抑える
   目的
  ・GHQの速さは計画しつくされていたからなせる技

 ●民主化を建前として非軍事化を目指した政策
  ・農地改革
    低賃金労働力が大量に発生しているのは、土地を持た
    ない貧しい人がいるから
    低賃金労働力の大量発生が今の中国のような経済力
    の発展につながる
  ・財閥解体
    戦争を起こせば資本が終結する。それを防ぐ。
  ・教育改革
    戦時中のモチベーションのもととなった神国主義を
    壊す

 ●アメリカの一国占領でよかったかも
  ・戦勝国の分割占領だったら今の日本はなかったかもしれ
   ない。
  ・今の日本があるのは良くも悪くもアメリカの大改革があっ
   たから

■日本の殖産興業のすごさ

 ●明治時代、日本はモノではなくシステムを輸入したのがす
  ごい
  ・商人より農民が多かったのに資本主義が根付いた
  ・日本人の素直さ
  ・システムの輸入(議会制度、両から円へ 4進法から
   10進法へ、銀行)  

 ●猿真似ではなくアレンジする力
  ・商売よりも経済を輸入
  ・渋沢栄一が銀行を作ったことにより資本が集中し、富岡
   製糸場ができた

 ●植民地化を防いだモノではなくシステムの導入
  ・インドは、綿花を作らされ、綿花で作った商品を買わさ
   れていた
   →加工するシステムを導入しなかったのが日本と違う

■土地って人のものなのか
  
 ●三世一身の法が土地の所有欲に火をつけた

 ●班田収授法は平等

 ●チャラにしよう運動で権力の分散

■仏教伝来のここがすごい
 
 ●日本人のゆるさ
  ・ふつう外来の宗教が入ってくると土着の宗教との戦いが
   起きるもの
  ・ご利益ものに弱い日本人(矛盾した考え鎮護国家)

 ●日本の禅マインド
  ・もともとはインドの瞑想法(中国経由で輸入)で仏教の
   一派
  ・理論よりも修行を重視
  ・石を愛でる感覚、枯山水、、呼吸法、書道

 ●仏教の穏やかな精神性
  ・仏教の浸透している国(タイ、チベット、日本)はみん
   な穏やか

  一つのことを黙々と続けるとそれだけで精神が落ち着く

■大化の改新のここがすごい

 ●摂関政治
  ・ナンバー2の地位を独占

 ●名と実を分ける統治体制の基礎
  ・天皇とナンバー2(藤原氏、征夷大将軍)

■廃藩置県のここがすごい

 ●殿様がいなくなった
  ・大名に代わり中央から人を送り込んだ
  ・中央による地方の直接管理

 ●日本人の前例主義
  ・新政府の薩摩と長州の藩主が退いたので、それに見習い
   大きな内戦が起きなかった
  ・体勢に流されているようで流れを見誤っていない
  
 ●変わり身の早さ
  ・殿や藩を守るより近代化をとった
   優先順位を間違えなかった
  ・伝統やプライドにこだわらなかった流れを見る力 

 明治維新は武士自らが行動し、自らの社会を終わらせ社会を
 変えた
 フランス革命は、国王を処刑することで社会を変えた

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著者:齋藤 孝
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