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2008年12月

新ブログの開設&お礼

 日常のなにげない生活をもっと充実したものにしようと思い
新たにブログを開設しました。
 ご興味があれば一度覗いてみてください。

社会人のネタ探し生活~ネタの倉庫~
このブログは、日頃のなにげない生活からネタを探してストッ
クしているブログです。ストックしたネタを取り出したり、組み
合わせたりして、会話のとっかかりやアイデアの素材、自分の
成長などに役に立てたいと思っています。

 本ブログに来てくださった方ありがとうございました。
 みなさんの来てくださったアクセス数やコメントがこのブログを
続ける活力となっています。
 来年もどうぞよろしくお願いいたします。

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『さあ、才能に目覚めよう』マーカス・バッキンガムほか ★★★★★

   自分の長所や短所は、自分自身よくわかっているつもりです。
学生時代の就職活動のときに、自分から見た自分、他人から
見た自分といった視点で自己を深く見つめたものです。診断テ
ストのようなものもやってみました。そのころは、総じて言えば、
事前に知識を入れるよりは、まずは行動してみてそこから知
識を学んでいく「行動型」といった診断結果だったと思います。

 それから10年がたち、いろいろな経験をし、多くの本を読み、
少しずつそれが良くも悪くも変わってきていることを強く実感し
ています。今は、行動する前にしっかり知識をいれ、周到な準
備をしないと気がすまないのです。 どちらがいいというわけで
はないと思いますが、自分の考え方や価値観が10年前とはわ
っているのは間違いありません。

 本書は勝間和代さんの本で知りました。今一度自分自身を
見つめなおしたいという衝動にかられ読み始めました。  

  本書に記載のあるIDで自分の5つ強みを「ストレングスファ
インダー」というネット上の調査で無料で診断できるというのも
魅力でした。

 結果は、自分の思考、行動パターンをピシリと言い当てられ、
見透かされているような気がするほど、納得いくものでした。

 その結果をどう生かすかは本書では触れられていませんが、
自分以外の目線で自分を知れる機会を得ることができるの
は貴重だと思います。

 この結果の5つの強み(自分の思考、行動パターン)を常に
意識して、それが役立つことをしていくことができれば自分に
とって充実した人生が送れるような気がします。


 ちなみに、診断結果による私の5つの強みは以下のとお
りです。一番最後には、その説明を書いておきます。

 ○収集心
 ○学習欲
 ○内省
 ○包含
 ○規律性


 こういう考えや行動をとらないと落ち着かないんでしょうね。
そして、好きなんだと思います。



《学んだこと》

真の強みを築く鍵とは、
 自分の才能を正確に把握して知識と技術でそれを磨くこと。
 
  才能とは、無意識に繰り返される思考、感情、行動パターン。
     (本書の診断結果のこと)
 知識とは、学習と経験によって知りえた真理と教訓
 技術とは、行動のための手段

《おもしろい比喩》

 ○日陰の日時計
  力を活かしきれていないこと

 ○ピアノの鍵盤
  単体では力を発揮できないが、それが重なることで、
 大きな力となる。




《診断結果の説明》

収集心

あなたは知りたがり屋です。あなたは物を収集します。あなた
が収集するのは情報――言葉、事実、書籍、引用文――かもし
れません。あるいは形のあるもの、例えば切手、野球カード、
ぬいぐるみ、包装紙などかもしれません。集めるものが何であ
れ、あなたはそれに興味を引かれるから集めるのです。そして
あなたのような考え方の人は、いろいろなものに好奇心を覚え
るのです。世界は限りなく変化に富んでいて複雑なので、とて
も刺激的です。もしあなたが読書家だとしたら、それは必ずし
もあなたの理論に磨きをかけるためではなく、むしろあなたの
蓄積された情報を充実させるためです。もし旅行が好きだとし
たら、それは初めて訪れる場所それぞれが、独特な文明の産物
や事柄を見せてくれるからです。これらは手に入れた後、保管
しておくことができます。なぜそれらは保管する価値があるの
でしょうか? 保管する時点では、何時または何故あなたがそ
れらを必要とするかを正確に言うのは難しい場合が多いでしょ
う。でも、それがいつか役に立つようになるかどうか誰が知っ
ているでしょう。あらゆる利用の可能性を考えているあなたは、
モノを捨てることに不安を感じます。ですから、あなたは物や
情報を手に入れ、集め、整理して保管し続けます。それが面白
いのです。それがあなたの心を常に生き生きとさせるのです。
そしておそらくある日、その中に役に立つものが出てくること
でしょう。

学習欲

あなたは学ぶことが大好きです。あなたが最も関心を持つテー
マは、あなたの他の資質や経験によって決まりますが、それが
何であれ、あなたはいつも学ぶ「プロセス」に心を惹かれます。
内容や結果よりもプロセスこそが、あなたにとっては刺激的な
のです。あなたは何も知らない状態から能力を備えた状態に、
着実で計画的なプロセスを経て移行することで活気づけられま
す。最初にいくつかの事実に接することでぞくぞくし、早い段
階で学んだことを復誦し練習する努力をし、スキルを習得する
につれ自信が強まる――これがあなたの心を惹きつける学習プ
ロセスです。あなたの意欲の高まりは、あなたに社会人学習―
―外国語、ヨガ、大学院など――への参加を促すようになりま
す。それは、短期プロジェクトへの取組みを依頼されて、短期
間で沢山の新しいことを学ぶことが求められ、そしてすぐにま
た次の新しいプロジェクトへに取組んでいく必要のあるような、
活気に溢れた職場環境の中で力を発揮します。
この「学習欲」
という資質は、必ずしもあなたがその分野の専門家になろうと
しているとか、専門的あるいは学術的な資格に伴う尊敬の念を
求めていることを意味するわけではありません。学習の成果は、
「学習のプロセス」ほど重要ではないのです。

内省

あなたは考えることが好きです。あなたは頭脳活動を好みます。
あなたは脳を刺激し、縦横無尽に頭を働かせることが好きです。
あなたが頭を働かせている方向は、例えば問題を解こうとして
いるのかもしれないし、アイデアを考え出そうとしているのか
もしれないし、あるいは他の人の感情を理解しようとしている
のかもしれません。何に集中しているかは、あなたの他の強み
によるでしょう。一方では、頭を働かせている方向は一点に定
まっていない可能性もあります。内省という資質は、あなたが
何を考えているかというところまで影響するわけではありませ
ん。単に、あなたは考えることが好きだということを意味して
いるだけです。あなたは独りの時間を楽しむ類の人です。
なぜ
なら、独りでいる時間は、黙想し内省するための時間だからで
す。あなたは内省的です。ある意味で、あなたは自分自身の最
良の伴侶です。あなたは自分自身にいろいろな質問を投げ掛け、
自分でそれぞれの回答がどうであるかを検討します。この内省
という資質により、あなたは実際に行っていることと頭の中で
考えて検討したことと比べた時、若干不満を覚えるかもしれま
せん。あるいはこの内省という資質は、その日の出来事や、予
定している人との会話などといったような、より現実的な事柄
に向かうかもしれません。それがどの方向にあなたを導くにし
ても、この頭の中でのやりとりはあなたの人生で変わらぬもの
の一つです。

包含

「もっと輪を広げよう。」これはあなたが人生の基本としてい
る信念です。あなたは人々をグループの中に包含し、その一員
であると感じさせたいのです。選ばれた者だけのグループを好
む人たちとは正反対です。あなたは他の人を寄せ付けないこの
ようなグループとの関わりを積極的に避けます。 あなたはグ
ループの輪を広げ、できるだけ多くの人がグループに支えられ
ることによる恩恵を受けられるようにしたいと考えています。
あなたは、誰かがグループの外側から中を覗いているような光
景を嫌悪します。あなたは彼らが暖かさを感じることができる
ように、彼らを中に引き入れたいと思います。あなたは、本能
的に寛容性を持っている人です。
人種、性別、国籍、性格や宗
教がどうであれ、あなたは人をほとんど批判しません。
批判を
与えることは、人の感情を傷つけるかもしれません。必要もな
いのに、なぜそんなことをしなければならないのでしょうか?
 あなたの包含という資質は、「人はそれぞれ違っており、そ
の違いに敬意を払うべきだ」という信念に必ずしも基づいてい
るわけではありません。むしろ、人は基本的に皆同じであると
いう確信に基づいています。人は、皆同じように重要なのです。
ですから、誰一人として無視されてはいけないのです。私たち
一人ひとりがグループに含まれるべきです。私たちは皆、少な
くともそれに値するのです。

規律性

あなたの周りのことは全て予期できる必要があります。何事も
秩序正しく計画される必要があります。
すなわち、あなたは本
能的に自分の周りのことを秩序立てています。毎日の日課を決
めます。あなたはものごとの進捗状況と締め切りに気持ちを集
中します。長期的なプロジェクトは、連続性のある具体的な短
期計画に分割し、一つひとつの計画をきちんと実行していきま
す。あなたは必ずしも几帳面でもきれい好きでもありませんが、
決めたことが完璧に完了されることを求めています。人生には
必ず混乱がついて回りますが、それに直面した時、あなたはそ
の状況をコントロールしていると感じたいのです。
日課、進捗
状況、秩序立て、これらすべてが、この状況をコントロールし
ているという感覚を生み出しています。この規律性という資質
を持っていない人たちは、あなたの秩序立てたいという欲求に
いらいらすることがあるかもしれません。しかし、衝突を避け
ることはできます。あなたは、誰もがあなたのように何でも予
測できることを望んでいるわけではないと理解しなければなり
ません―彼らは物事を達成する他の方法を持っているからで
す。
さらにあなたは、あなたが秩序立てを必要としていること
を彼らに理解させ、更にはその価値を認めさせることさえでき
るのです。予想外の出来事に対する嫌悪感、誤りに対する苛立
たしさ、あなたの日課、細かいことを突き詰める傾向、これら
はどれも、人の行動を制限しようとする命令的な振るまいだと
誤解されてはなりません。むしろ、これらの行動は毎日の生活
で起こる障害に直面した時、あなたの前進と生産性を維持する
ための本能的な生き方であると理解されるべきです。

さあ、才能(じぶん)に目覚めよう―あなたの5つの強みを見出し、活かす Book さあ、才能(じぶん)に目覚めよう―あなたの5つの強みを見出し、活かす

著者:マーカス バッキンガム,ドナルド・O. クリフトン
販売元:日本経済新聞出版社
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『起きていることはすべて正しい』勝間和代 ★★★★★

 本書から多くのことを得ましたが、一番胸にズシーンときた
のは、「どんな状況からでも学ぶ姿勢」でした。
 
 今起きていることを否定したり逃げたり、後悔しても仕方がな
い。ましてやこうだったらいいのにと考えても仕方がない。そ
んなことに労力をかけるのではなく、そこから何を学び取るか
に労力をかける。
 
 うまくいかない状況では、そこから「何を学び取るか」、
 うまくいったなら素直に「感謝する」姿勢

を心がけようと思ました。
他にも多くのことを学び、行動に移そうと思いましたので以下
にまとめます。

《学んだこと&行動しようと思ったこと》

○潜在意識への意識と目標設定
 自分の考えや行動は顕在意識ではなく潜在意識で決まるよう
です。

 目標を設定してそれを紙に書いて潜在意識に埋め込むことで、
自ずと潜在的にも目標に向かって意思決定をするようになる。
他の自己啓発書にも目標は紙に書いて意識しろといった内容は
多かったのですが、なかなか行動に移せませんでした。

しかし、本書からは潜在意識の力を信じさせる何かがあり行動
につなげてくれました。
 
 潜在意識はボーっとリラックスしているときに情報が入りや
すいようなので、ボーっとしている時間は怠けている時間とは
考えずに潜在意識に情報をインストール中と考えようと思いま
す。

○ラベリング
 齋藤孝さんは著書のなかでよく概念化の必要性を説いていま
すが、これと同じことだと思います。
 情報を簡略化、抽象化、概念化してキーワードにしておくこ
とで、潜在意識にも残りやすく、引っ張り出しやすくなります。

 常に情報の本質をとらえ、それを概念化して潜在意識に保存
しておくことを無意識のうちにできるように習慣づけしたいと
思います。

○三毒追放
 仏教が「三毒」としている「妬まない、怒らない、愚痴らな
い」をやめることです。
 当たり前のことではありますが、ふだん意識することは難し
いです。
 ただ、「三毒追放」という1つのキーワードなら潜在意識に
いれておけそうだと思いますので今日から実践します。

○捨てる勇気
 本書では「捨てる技術」というキーワードでしたが、私は
「捨てる勇気」ととらえました。
 というのは、捨てるのは、何かと勇気がいるからです。
 本書でも言っていますが、「自分がしたくないことを人生
の目標のひとつにする」くらいの気持ちが必要だと思いま
した。 捨てないと拾うことができないとも著者は言っていま
すし。

○利他の精神 
 自分がしたことが、他人の喜びになり、それを自分が
喜ぶ。それを繰り返すことで心に栄養が与えられる。

というサイクルを意識しておくことで人のために何かをする
ことをいとわなくなると思いました。

 ただ、これは「人のため」と考えるのではなく、「自分のた
め」と考える方がいいと思っています。人のためと考えてしまう
とそこに相手への「期待」、いわゆる無意識のうちに見返りを
求めてしまうからです。ありがとうの一言もないと腹が立ちま
すが、「自分のため」にしていると覚悟すれば、ありがとうの
一言がなかったとしても、腹は立ちません。

○空・雨・傘 
 情報処理の概念。客観的事実を認識して状況を解釈し、行動
に移すという3段階の流れを表しています。

○知の三点測量法

○他者の体験を活かす
 他者の体験を本や直接聞くことで知り、疑似体験をします。
自分の体験と混ざり合ったものは、そこから得た感覚を言葉に
し行動へ移すところまで活用するのです。

《本書のポイント》
 
メンタル筋力を鍛えればセレンディピティ(※1)の力がつく。
メンタル筋力とは以下の4つの技術を総合した能力。
 
 ○脳内フレーム120%活用法
  ・潜在意識の活用

 ○即断即決法
  ・やらないことを決める
  ・捨てる技術

 ○パーソナル資産増強法
  ・限られた条件をどう使い切るか

 ○勝間式人間関係の兵法
  ・わがまま力
  ・アサーティブな振る舞い

※1 偶然の出来事からチャンスを探す能力。不運を幸運に、
幸運を実力に変えることができる力

《心に残った言葉》

○いま起きていることを否定したり、こうだったらいいなあ
 と夢想しても仕方がない。それよりはおきていることから
 何を学び取り、どのように行動すれば、いま一瞬のこの時
 間を最大限に活用できるか。

○ちょっと心も過労になったな、と感じたときは、積極的に休
 養を取ります。肉体的な疲労と違って、精神的な疲労は目に
 見えにくいので、私たち自身も敏感になる必要があります。
 (中略)これからかかるコストを見て、早め、早めに対応し
 ておくのです。

起きていることはすべて正しい―運を戦略的につかむ勝間式4つの技術 Book 起きていることはすべて正しい―運を戦略的につかむ勝間式4つの技術

著者:勝間 和代
販売元:ダイヤモンド社
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■自分の感性を冷凍保存

 ちょうど1年くらい前から、読んだ本の感想やポイントをパソ
コンのメモ帳にまとめていました。
 その後、このブログを開設してからは、メモ帳ではなくブログ
に書くようなりました。
 今日は、そのメモ帳に書いていたものを全部このブログに書き
写したのです。
 
 結構面倒くさい作業でしたが、パソコンか携帯電話があれば、
いつでも過去に読んだ本の内容や本から得た知識をこのブログ
で閲覧できるので、時間を費やしました。

 まさにタイトルどおり自分にとっての「知識の倉庫」です。

 ただ、これまで読んだ本で感想などをまとめていないものはた
くさんあります。それが残念に思えて仕方ありません。

 これまで読んだ本が並ぶ本棚を見て、内容を思い出せる本は結
構ありますが、読後の感想を思い出せる本は少ないのです。読後
の感想を言語化しておけばよかったと今さらながら思います。

 そういう意味では、読後に感想をすぐ言葉にしておくという作業
は、そのときの自分の感性を冷凍保存しておくようなものです。
読後に感想を言語化しておくことで、将来、それを解凍してその
ときそのときの自分を確認できるのです。

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『鼓笛隊の襲来』三崎亜記 ★★★☆☆

08/05/06読了

 誰もが同じように見ていると思い込んでいるものも、実は、
見る者によってはまったく違う見え方をしているのかもしれ
ない。

 見ているのに見えていないものって、案外たくさんあるのか
もしれない。

 読後は、不思議な感覚が抜けず、こんなことを感じた。

鼓笛隊の襲来 Book 鼓笛隊の襲来

著者:三崎亜記
販売元:光文社
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『親の品格』坂東眞理子 ★★★★☆

08/03/09読了

《学んだこと》

●子育ての目標は、子どもを親から自立した人間にすることだ
  
 ・日常生活の自立⇒精神的自立⇒経済的自立
 ・まず型を習慣づけ、身につけて、その後で自由にするのが
  個性を伸ばす秘訣

●「なぜ」を明確した叱り方

 ・子どもに対して「行為」を叱る
 ・同じ基準で一貫性を持って叱る
 ⇒教育方針は祖父母にさえも協力してもらい一貫性をもつ

 ●物をいとおしむ心

 ・子どもに次々とほしがるものを買い与えるのは「集中力」
  のない人間を助長している。
  まして親が先回りして買い与えるのはもってのほかだ。
 ・子ども自身が本当にそれをほしいのかどうか十分判断する
  時間が必要。期限を決めて買うことで、優先順位をつける
  ことや後悔を学び、自己責任を感じさせることができる。

《印象に残った言葉》 
 子どもと過ごす時間は人生で二度と戻ってこない時間です。
 その時間の尊さは、自分が子育てをしている最中は
 わからないのですが、あとでしみじみ懐かしく思い返すこと
 ができます。

親の品格 (PHP新書 495) Book 親の品格 (PHP新書 495)

著者:坂東 眞理子
販売元:PHP研究所
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『I LOVE YOU』伊坂幸太郎ほか ★★★★☆

08/03/01読了 

 市川拓司の「卒業写真」は、実際よくある話で、人違いを
読者と一緒に感じる手法が思わず手をたたいてしまうほど
うまかった。

I LOVE YOU (祥伝社文庫) Book I LOVE YOU (祥伝社文庫)

著者:伊坂 幸太郎,石田 衣良,市川 拓司,中田 永一,中村 航,本多 孝好
販売元:祥伝社
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『ウェブ時代をゆく』梅田望夫 ★★★★★

08/02/23読了

ネットのすごいと思ったところ

 ●「群衆の叡智」で個の思考の進化
  ネット上の群衆の叡智を活用することで一人で生み出せる
 価値を超えることができる。思考の進化。
 (ブログの書き込みやQ&Aサイトなど)

 ●「もうひとつの地球」で“好き”を貫くことができる
  志向性の共同体に入りながら“好き”を貫き、リアル地球
 を行き来することができる。能力の増幅器として活用。
 (ネットのなかのコミュニティに所属するなど)

 ●自分の志向性の発見からネットへ
  なぜ?を自問し、志向性が見つかればネットで増幅させ、
 知の高速道路を走ったり、けもの道を走ったり、志向性の
 共同体に寄与する。

ウェブ時代をゆく ─いかに働き、いかに学ぶか (ちくま新書) Book ウェブ時代をゆく ─いかに働き、いかに学ぶか (ちくま新書)

著者:梅田 望夫
販売元:筑摩書房
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『育てたように子は育つ』佐々木正美著 相田みつを書 ★★★★★

08/02/10読了

 育児書はたくさん世に出ている。この本は、それらの育児書
のもっと根本的な思想を内容としたものだと思う。
 とくに、相田氏の作品は道教が見え隠れし、自分にはなじみ
やすい。
 育児に迷ったら何度も何度も読み直したい本である。
 佐々木氏のコメントも示唆深い。

《印象に残った言葉》
 「人は、人の間にいて初めて人間になる。」

育てたように子は育つ―相田みつをいのちのことば (小学館文庫) Book 育てたように子は育つ―相田みつをいのちのことば (小学館文庫)

著者:相田 みつを,佐々木 正美
販売元:小学館
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『てのひらの迷路』石田衣良 ★★★★★

08/02/03読了
 
 1編10枚の掌編小説がこれほどおもしろいとは思わなかった。
 掌編小説に今まで以上に興味を持った。
  一気に読んでしまった。
  すべてまた読み直してもよい価値があると思う。
 
 すべてを投げ出したくなったら「無職の空」を、
 ひとりきりを味わいたくなったら「ひとりぼっちの世界」を、
 ひとときのアバンチュールを感じたくなったら「オリンピッ
 クの人」を
 書くことができないときは「短篇小説のレシピ」を
 再読すればよい。
  
 一篇ごとに著者の解説があるが、ゆったりのんびり生きるこ
とのすばらしさを感じることができ、心を落ち着かせてくれる。

てのひらの迷路 (講談社文庫) Book てのひらの迷路 (講談社文庫)

著者:石田 衣良
販売元:講談社
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『天下り酒場』原宏一 ★★★★☆

08/01/30読了

 ありえない設定と思いながらも読んでいくうちにあり得るか
もという気になってくる。
 
 齋藤孝さんがいうアイデアの出し方のひとつ、一つの型に別
のものを組み合わせる「f(x)」の考え方が使われているように
思った。
 アイデアを出す上で勉強になる小説だった。

天下り酒場 (祥伝社文庫) Book 天下り酒場 (祥伝社文庫)

著者:原 宏一
販売元:祥伝社
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『ファシリテーショングラフィック』堀公俊・加藤彰 ★★★★★

08/01/28読了

《学んだこと》

●まずはじめに
 ○基本フォーマットを決める。
 ○レイアウトを構想しておく。(出来上がりのイメージ)

●4つのステップで議論を描く
 ~ライティング~

 ①発言を要約する
  ○なるべく発言者の言葉をそのまま使い、キーワードをう
   まくつなげて要約文を作る。
  ※体言止めを使って一般的な用語に置き換えないこと
  (あとで見たときに意味がわかるようにする)
   悪い例)商品コンセプトの問題 
   良い例)機能が顧客にあっていない

 ②議論のポイントを強調
  ○装飾やイラストを活用

 ③ポイント同士の関係を示す
  ○グループ化
  ○矢印(因果関係、関係の強さ【線の太さ】、直接・間接
   的な関係【実線・破線】)

 ④図解ツールで構造化
  ○ツリー型(漏れなくダブりなくまとめる)

  ○サークル型(重なりが新たな発想を生む)

  ○フロー型(流れやつながりを整理する)

  ○マトリクス型(一刀両断に議論を切る)

●3つの基本フォーマット
 ~レイアウト~

 ①リスト型(話の流れがわかりやすい)

 ②マンダラ型(自由奔放に発想が広がる)
 
 ③チャート型(議論のヌケモレが少ない)

●要約力のテクニック
 ○ロジカルリスニング
  なぜそのように考えたのか。
   縦の論理(思考プロセス)⇒前提(出発点)、
   根拠(経路)、結論(到達点)
   横の論理⇒発言の位置づけ(その人の立場、切り口)
 ○発言を取り上げるかどうかの絞る基準は、目的やテーマに
  かなっているか。

●留意点
 ○漢字を少し大きめに書く。
 ○付箋に書くのは、2~3行を目安。名詞をポツンと書いて
  も、それだけを見ても結局何が言いたいかわからない。
 ○タイトルのまとめすぎに注意
  グループ内にある意見をすべて消しても意味が通るくら
  いのタイトルを考える。(キーワードを生かす)

※いつでもどこでもファシリテーショングラフィックを意識。
 ・自分自身で考えを整理するとき
 ・議事録をとるとき
 ・軽い打ち合わせのとき

ファシリテーション・グラフィック―議論を「見える化」する技法 (ファシリテーション・スキルズ) Book ファシリテーション・グラフィック―議論を「見える化」する技法 (ファシリテーション・スキルズ)

著者:堀 公俊,加藤 彰
販売元:日本経済新聞社
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『日記の魔力』表三郎 ★★★★★

08/01/20読了

《ポイント》

 ●日記は行動記録だけでよい
  ・自分の行動を観察し細かく具体的に書く(時間や場所)
  ・感想を書こうとすると感想がないときは書かなくなるの
   で基本は行動記録
   《効果》
     ・新たな自己発見(気づき)
     ・文章の練習
     ・深く考える(思考の具体化・言語化)
     ・頭の中の整理
     ・観察力
     ・長期間書くことで自分を客観的に分析できる
     ・記憶力
  
 ●日記は書くだけではなく読む
   《効果》
     ・元気が出る
     ・成功パターンがわかる
 ●イマジネーションを鍛える
  ・日記を書く(客観化)読む(主観化)ことにより(=ア
   ウトプットとインプット)
   左脳と右脳の間を情報が行き交うことで脳梁が太くなる。

 感動したら何に感動したのかしっかり追求する
  ⇒具体的な印象を残す
 「問い」を意識して生きる
  ⇒「問いのプール」に入れておく
  
~「考える」と「イマジネーション」のメタファー~
  
『物事を「考える」というのは、ちょうどジグゾーパズル
 をつくり上げるていくようなものだ。
 最初は、何を意味しているのか全くわからなくても、情報と
 いう名のピースをどんどん詰め込んでいくと、そのなかのい
 くつかが結びつき、ある日突然全体像が見えてくる。
 そのとき、このピースとこのピースがつながるのではないか、
 このブロックはこういうものを表していたのだ、というよう
 なことをつかむ力がイマジネーションである。』

『「考える」という行為をするために大切なのは、記憶力
 ではなく、記憶をつなぎ合わせる「構想力」だ。』

日記の魔力―この習慣が人生を劇的に変える Book 日記の魔力―この習慣が人生を劇的に変える

著者:表 三郎
販売元:サンマーク出版
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『目覚めよと彼の呼ぶ声がする』石田衣良 ★★★★★

08/01/19読了。

 軽快な文章で読んでいて楽しくなる。肩の力を抜いて読め
た本だった。
 エッセイのお手本のようだ。

《印象に残った言葉》
『心は身体と同じで、いつも動かしていないと、すぐにかちか
ちに硬くなってしまう。涙には人の心をストレッチするやわら
かな力があるのです。小説、映画、音楽に限らず、いい作
品には悲嘆や歓喜の絶頂に人を連れていく力づよい翼
がある。』

目覚めよと彼の呼ぶ声がする Book 目覚めよと彼の呼ぶ声がする

著者:石田 衣良
販売元:文藝春秋
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『「脳」整理法」』茂木健一郎 ★★☆☆☆

08/01/19読了

《ポイント》

 ○「世界知」を切り離すのではなく「生活知」に近づけて物
   事を考えることが必要。
   人生は不確実性に満ちていることを認識
   主語を私に変えることで「生活知」に近づける
 
 「世界知」とは
  コペルニクスの天動説やニュートンの万有引力などの知識
 「生活知」とは
  熱いものを触ると熱い、こうすると他人は怒るなどの知識

 ○不確実性(偶有性)を楽しむ
   不確実性は避けられないものとして覚悟を決める

 ○不確実性とつきあう
  ・「セレンディピティ」(偶然の幸運に出会う能力)
  ・最後には大丈夫という根拠のない自信をもつ
  ・成功体験を通じて無意識の回路を強化

 情報の整理⇒読み書きそろばん
 祈りは、無力感の認識

「脳」整理法 (ちくま新書) Book 「脳」整理法 (ちくま新書)

著者:茂木 健一郎
販売元:筑摩書房
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『ファシリテーション入門』堀公俊 ★★★★★

08/01/10読了 

《学んだこと》

■ファシリテーションって何?

  ●「個人」から人と人の「関係性」を中心にした組織運営
   の必要性から生まれた

  ●中立な立場でチームのプロセスを管理しチームの力を引
   き出しチームの成果が最大になるよう支援(=場のマネ
   ジメント)

  ●3つの効果
   ・成果を達成するための時間が短縮
   ・メンバーの相乗効果
   ・メンバーの自立性、個人の活性化

   必要な4つのスキル
   ・場のデザインのスキル
   ・対人関係のスキル(発散)
   ・構造化のスキル(収束)
   ・合意形成のスキル

   ○ことばの整理
    ・ミッシー:もれなくダブりなく
    ・コンテクスト:文脈
    ・コンフリクト:対立、葛藤

 《印象に残った言葉》
   人それぞれに考え方の枠組みがあり、自分と同じ枠組み
  をもった人はいません。
   自分の枠組みの中で正しく伝えたと思っても、相手は相
  手の枠組みで解釈するので、
   別の意味になる可能性があります。そこにコミュニケー
  ションの難しさがあります。

ファシリテーション入門 (日経文庫)

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『健康問答2』五木寛之 ★★★☆☆

08/01/01読了

《学んだこと》

民間療法をどう考えるか

●1つの療法にこだわるのではなく、全ての療法を視点に入れ
 ることが必要。

●民間療法でも時間と経験というエビデンスがある。

●食も療法も百人百様
 ・基本を参考にして、直感を研ぎ澄ませ、自分なりのものを
  自分で見つける。
 ・食や療法に対する自分なりの信念を持つ。

 
《印象に残った言葉》

「私は、1つのことを長くやるのも大事だけれど1つのこと
 を長くやりすぎるのもいけないと思っています。
 それに体が慣れてしまうのもあまりよくない気がする。」

《行動しようと思ったこと》

 情トレ
  笑ったり、感動したりする感情トレーニング

健康問答2 本当に効くのか、本当に治るのか? 本音で語る現代の「養生訓」。 Book 健康問答2 本当に効くのか、本当に治るのか? 本音で語る現代の「養生訓」。

著者:五木 寛之,帯津 良一
販売元:平凡社
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『ざっくり日本史』齋藤孝 ★★★★★

07/12/30読了

《ポイント》

■アメリカの日本占領はすごい
 
 ●アメリカが一国で占領するには戦中から計算しつくされて
  いた
  ・原爆投下も世界に力を見せつけソビエトの台頭を抑える
   目的
  ・GHQの速さは計画しつくされていたからなせる技

 ●民主化を建前として非軍事化を目指した政策
  ・農地改革
    低賃金労働力が大量に発生しているのは、土地を持た
    ない貧しい人がいるから
    低賃金労働力の大量発生が今の中国のような経済力
    の発展につながる
  ・財閥解体
    戦争を起こせば資本が終結する。それを防ぐ。
  ・教育改革
    戦時中のモチベーションのもととなった神国主義を
    壊す

 ●アメリカの一国占領でよかったかも
  ・戦勝国の分割占領だったら今の日本はなかったかもしれ
   ない。
  ・今の日本があるのは良くも悪くもアメリカの大改革があっ
   たから

■日本の殖産興業のすごさ

 ●明治時代、日本はモノではなくシステムを輸入したのがす
  ごい
  ・商人より農民が多かったのに資本主義が根付いた
  ・日本人の素直さ
  ・システムの輸入(議会制度、両から円へ 4進法から
   10進法へ、銀行)  

 ●猿真似ではなくアレンジする力
  ・商売よりも経済を輸入
  ・渋沢栄一が銀行を作ったことにより資本が集中し、富岡
   製糸場ができた

 ●植民地化を防いだモノではなくシステムの導入
  ・インドは、綿花を作らされ、綿花で作った商品を買わさ
   れていた
   →加工するシステムを導入しなかったのが日本と違う

■土地って人のものなのか
  
 ●三世一身の法が土地の所有欲に火をつけた

 ●班田収授法は平等

 ●チャラにしよう運動で権力の分散

■仏教伝来のここがすごい
 
 ●日本人のゆるさ
  ・ふつう外来の宗教が入ってくると土着の宗教との戦いが
   起きるもの
  ・ご利益ものに弱い日本人(矛盾した考え鎮護国家)

 ●日本の禅マインド
  ・もともとはインドの瞑想法(中国経由で輸入)で仏教の
   一派
  ・理論よりも修行を重視
  ・石を愛でる感覚、枯山水、、呼吸法、書道

 ●仏教の穏やかな精神性
  ・仏教の浸透している国(タイ、チベット、日本)はみん
   な穏やか

  一つのことを黙々と続けるとそれだけで精神が落ち着く

■大化の改新のここがすごい

 ●摂関政治
  ・ナンバー2の地位を独占

 ●名と実を分ける統治体制の基礎
  ・天皇とナンバー2(藤原氏、征夷大将軍)

■廃藩置県のここがすごい

 ●殿様がいなくなった
  ・大名に代わり中央から人を送り込んだ
  ・中央による地方の直接管理

 ●日本人の前例主義
  ・新政府の薩摩と長州の藩主が退いたので、それに見習い
   大きな内戦が起きなかった
  ・体勢に流されているようで流れを見誤っていない
  
 ●変わり身の早さ
  ・殿や藩を守るより近代化をとった
   優先順位を間違えなかった
  ・伝統やプライドにこだわらなかった流れを見る力 

 明治維新は武士自らが行動し、自らの社会を終わらせ社会を
 変えた
 フランス革命は、国王を処刑することで社会を変えた

齋藤孝のざっくり日本史 Book 齋藤孝のざっくり日本史

著者:齋藤 孝
販売元:祥伝社
Amazon.co.jpで詳細を確認する

  

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『齋藤孝の速読塾』 齋藤孝 ★★★★★  

07/12/02読了

《ポイント》

●本を読んで目指すもの
  概念をゲットし、自分なりの新しい価値を生み出す。
  その概念を日常で使える。

●時間限定で読む。
  喫茶店タクティクス
 
●視点移動を身につける。さまざまな立場での考え方を身につ
ける。(他者理解)

●読書は目的にあった読み方をする。
  二割読書法・・・二割読んで八割理解する。
  テーマに沿った部分をはずさないように読む。(⇒読む前
 にあたりをつける)
  ルーペ感覚で強弱をつける。

●新しい価値の生み出し方は、本を読んで共感と違和感をどの
 程度感じたか。自分はどう関われるかを考える

●引用・キーワードベスト3方式
  引用文とキーワードを3つ選ぶ。
  これらで本の内容を説明できるようにする。
 (⇒キーワードをひろって読む)

【キーワード】 
 二割読書法
 視点移動
 ルーペ感覚
 勇気をもって飛ばし読み
 捨てるセンス
 速解力
 強制力をもった表現の場

齋藤孝の速読塾―これで頭がグングンよくなる! Book 齋藤孝の速読塾―これで頭がグングンよくなる!

著者:斎藤 孝
販売元:筑摩書房
Amazon.co.jpで詳細を確認する


 

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『人間の関係」五木寛之 ★★★★☆

07/11/26読了

《ポイント》

○鬱から抜け出すには「歓びノート」「悲しみノート」「あんがと
 ノート」が有効。

○敵であっても評価し評価される関係、何にも利用しない関係が
 新しい人脈の形である。

○血縁が全てではない。血は繋がっていても「他人」。他人が一
 緒に生きることに意味がある。

○「思い出」が夫婦を繋ぐ大切な絆。お互いがわかりあった上で
 恋愛感情からヒューマンな友情切り替わることが永続的な関係
 を保つことができる。

○「作法」は合理的で美しくてなくてはならない。その世界だけでは
 なく日常生活に活かされてこその作法である。
 作法は必要なことを自然に美しくという精神が必要なのだ。

○「信頼」とは、信頼されるという見返りを求めるものではない。
 一方的なものである。裏切られてもいいという覚悟をもって賭
 けることが信頼だ。

○感謝や見返りを期待してはいけない。自分がしたいからしてい
るという思いを忘れてはいけないのだと思う

○人間は100%信じられないというわけではない。ほんの5%
 くらいは信じられるものがあるのではないだろうか。

人間の関係 Book 人間の関係

著者:五木 寛之
販売元:ポプラ社
Amazon.co.jpで詳細を確認する

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『大金星』 水野敬也 ★★★☆☆

 女の子としゃべったことのない大学生の御手洗が、野垂れ死に
そうな変な九州人の春男を助けた。それがきっかけで、はじめて
街で女の子にしゃべりかけることができ、コンパでも気に入った
女の子と楽しくしゃべることができた。
 ただそれだけのストーリー。
 御手洗と春男のかけあいには爆笑ですが、話の展開からしたら
非常に単純です。

 ただ、『バカバカしいと思えることでも、行動する意志を持つ
ことで、新しい自分、新しい世界が見えてくる』ということを改
めて気づかされます。そう、改めて気づくのです。何か新しいこ
とを得たわけではなく、自分のなかに眠っていたものが少し目を
覚ました感覚を味わいました。

 一歩前へ踏み出してみたいけど踏み出せない。そんなときは御
手洗と春男を思い出そうと思います。

 コンパの場面では、自分の大学時代のコンパを思い出しました。
独特な雰囲気がありますよね。自分で企画したときは、相手の女
性のメンバーひとりを知っているので、なんとなく心の余裕があ
るのですが、呼ばれて行くときは結構緊張しました。
 今だから御手洗と春男のコンパに向かう姿勢は笑えてきます
が、10年前だったら笑いながらもコンパに立ち向かう同じ男と
してがんばれよって握手でもしたくなっていたかもしれません。

《印象に残った言葉》

●「他人から何かを言われて傷つくのは、自分が思い描く理想像
 とのギャップがあるからでごわす。しかし、シェイクスピアも
 こう言うておりもす。《目は自分を見ることができない。何か
 他のものに映して初めて見えるのだ》つまり他人の意見や反応
 もまた自分の一部なのでごわす。」

●「おいどんは今まで御手洗どんの〝隣〝で支えてまいりまし
   
た、しかし御手洗どんの〝後ろ〝には、これからの御手洗
   どんをずっと支え続ける、〝過去の自分〝という最大の味
   方がおるのでごわす」

●「状況?何が状況だ。俺が状況をつくるのだ」
 (ナポレオン『語録』)

●「愛する-それは互いに見つめ合うことではなく、一緒に同じ
 方向を見つめることである」
 (サン・テグジュペリ『人間の大地』)

大金星 Book 大金星

著者:水野 敬也
販売元:小学館
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『続 老いの風景 人生を味わう』渡辺哲雄 ★★★☆☆

 地域福祉を仕事にしている関係で興味があり本書を読み
ました。

 物語を通じて高齢者や家族の心情に触れることができ、
福祉に関心を向けるひとつのきっかけとなる内容だと思
います。

 本書は、見開き1ページの80篇の短篇小説です。
感動するストーリーが多かったのですが、ベスト3をあ
えて選ぶとすれば次の3つでしょうか。

〇郵便配達員のやさしさと子どもの親を思う気持ちが
 シンクロして心が温まる「ハガキ」

〇気丈な母のウソが身に染みる「うそ」

〇外の顔と内の顔のバランスを考えさせられた「立派
 な妻」

あと、本書を読んで物語の型というものを見つけました。
名付けて、「内外対比型」と「異世代対比型」です。

 具体的にはこういうことです。
 まず前者。
 妻が理想の結婚生活をテーマに講演の講師として熱弁を
奮う一方、家庭に帰ると妻の家庭を省みない忙しさに夫
は愛想つかして逃げていく。要するに外でできているこ
とが内ではできていないというパターン。

 後者は、こうです。
 会社を引退した息子は、地域の役員になってほしいと地
域の人たちから懇願されるが、人間関係のわずらわしさ
が嫌で断る。しかし、老人ホームに入所している親に会
いにいったとき、ポツンと一人で孤独に過ごしている光
景を見て、考えを改め地域の役員を引き受けた。
 親の状況を見て、自分の行く末を想像し、今の考え方
を改めるパターンです。

続 老いの風景 人生を味わう Book 続 老いの風景 人生を味わう

著者:渡辺 哲雄
販売元:中日新聞社
Amazon.co.jpで詳細を確認する

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■本の内容が頭に残る読書術【手順編】

 このブログに来ていただいている方は、ご自分なりの本の
読み方ってあるのでしょうか?
 もしご自分流の読書流儀があればぜひおしえてください。
 
 以下は、私の読書法です。勝間和代さんの本を読んだことが
きっかけで、改めて自分の読書法を見直してみました。
 
 「以前、この本読んだと思うけど、今は何も頭に残っていない」
 私は今までこんなつぶやきを繰り返していました。
 1ヶ月もたつと、読んだこと自体は覚えているのですが、本の内
容をぜんぜん覚えていないのです。小説であれば、おぼろげなが
らストーリーが頭に残っていることもありますが、ビジネス書や
新書、実用書となると、どんな内容だったか人に説明できない
ことが多いのです。
 そこで、どうしたら読んだあとに本の内容を頭に残しておくこと
ができるか。
 
  読書に関連する本を読み、いろいろ思考錯誤した結果、以下
の読み 方にたどり着きました。
 
  この読み方は、少しずつバージョンアップしながら、かれこれ
5年くらい続けています。実践するようになってからは、実践す
る前より本の内容が自分のなかに取り込まれ、実のある読書
生活ができるようになったと思っています。
 
 名づけて「頭に残る7つの読書術」です。
 以下、は「手順編」です。「テクニック編」は別途書こうと思っ
ています。


1 読む目的を明確にする

 
  私は、本を読む前にその本を何のために読むのかを明確
にしています。
  私の場合、だいたい次の目的で本を読みます。
  
     ●楽しむ、リラックスする
    いわゆる娯楽目的です。主に小説やエッセイを読むと
   きがこれにあたります。
  ●自分の考えを深める
    興味のあるテーマについて自分の考えを深めたいとき
  です。
   例えば、読書法について自分の考えを深めたいときは、
  さまざまな著者が書いた読書法をテーマにした本を読み、
  自分の読書法を確立させていきます。
   この目的で読むときは複数の本を読み、なるべく多くの
  角度から考えることができるように心がけています。
   これを私は「多角的読書」と読んでます。
 
  ●知識や情報を得る
    知的好奇心をくすぐられて読む場合や仕事などで必要
  に迫られて読む場合があります。
 
  ●悩んでいることなどを解決する
    仕事のモチベーションがあがらない、人間関係がうまく
   いかない、なぜか元気がでない、など目の前の悩みを
   解決したいときです。
    私は、こういった悩みにぶちあたった場合に読む本を
   あらかじめストックしており、直面したときに読み返し、
   随分助けられています。
    こういった本は、私の心の処方箋になっています。
     
2 「目次」を見て内容を予測する
  
  まずは「目次」を見て、その本の全体像と内容をイメージ
 します。
  細かいことは気にせず、大きな流れをとらえるのです。
  小説であれば、想像力を働かせ、どんなストーリーが
 展開されるのかあらかじめ予測します。
  新書やビジネス書であれば、その本のテーマに対する
 自分の考えや思い、自分なりの仮説を持ってから読み
 始めます。
  
  なぜそんなことをするか。
  
  私は、本を読む行為というのは、「考える」という行為を
 するためのひとつのきっかけであるととらえているから
 です。
  だから自分の考えを持ったうえで積極的に本に関
 っていく姿勢をいつも大事にしています。
  
  本のジャンルを問わず、私の読書の究極の目的は、
 「自ら考える」機会を作ることです。本を読むときに、
 想像力や読解力、整理力を駆使することで自ら考える
 質を高めることができると思っています。
  また、本を読むことで、それらの力がつくのだと思い
 ます。
  
  本を読むことで、これまで自分の無意識層に眠ってい
 た体験や経験、知識などがインスパイアされることもあ
 ります。
 
  本は、いわば「思い出の扉」を開けてくれるのです。
 乱暴な言い方をすれば、「本は自ら考えるきっか
 や思い出の扉を開けるきっかけを与えてくれるひと
 つの道具にすぎない」ということです。


3 読みながら3色ボールペンで線を引く

  
  ご存知な方が多いと思いますが、いわゆる齋藤孝さん
 が提唱している3色ボールペンです。
  線を引いたページの余白に、線を引いた箇所を一言で
 表したキーワードや思いついた自分の考えを書くこともあ
 ります。
  ビジネス書や新書、実用書は、文章を読むというより、
 章ごとの内容の本質を理解しながら読み進めることこ
 とを意識します。


4 ページの端を折る

 
  線を引いた箇所で客観的にみてその本の肝と思われる
 ページの上端を折ります。また、線を引いた箇所で主観的
 におもしろいと思った部分や学びになった部分のページの
 下端を折ります。
 
  こうしておくことで、読み終わったあと、この本の本質を知
 りたいときは上端を折ってある部分を読み返せばいいとい
 うわけです。
  自分の学びとなったことや何かのネタになりそうなことを
 探したい場合は下折のページをめくります。


5 キーワードを目次のページの余白に書く
  
  ページを折った部分を参考にして、目次の余白にその本
 の肝となるキーワードやキーフレーズを青色で書きます。
  目次の余白に書くことで、目次とあわせて見ることができ、
 その本の全体像がより鮮明に浮き上がってきます。
  
  自分で咀嚼し自分の言葉で簡略化して階層的に書くこと
 を心がけています。そうすることで、理解が深まり頭のなか
 に内容が残りやすくなります。
  さらには、自分なりにキーワードや概念を作り出したりし
 て自分のものにしていくことを意識しています。
  それは、自分のオリジナルとなるので緑色で書き、あと
 でわかるようにしています。
 
  また、自分の学びや何かのネタになりそうなことも緑色
 で書きます。


6 全体像をとらえる
  
  上述した「5」のキーワードやキーフレーズを参考にその
 本の内容を図解します。図解することで本の内容を俯瞰
 的に理解するのです。
  これは、本の内容が難解であったり、内容が構造的に
 理解しにくい場合、理解を助けるためにするのです。
 
  表紙の裏などの余白に図解したものを書きます。図解で
 きない場合はその本の全体像を理解できていないというこ
 となので、ページを折った箇所を見直したりして理解を深
 めます。


7 アウトプットする

  
  次の3つをアウトプットする手段として活用しています。
  いずれの場合も自分で咀嚼した自分の言葉でアウトプ
 ットすることを意識しています。 
  
  ●人に話す
    本を全部読み終わっていなくても友人や家族に話
   すようにしています。ただ、あまりダラダラ話すと嫌
   がられてしまうので、相手が興味ありそう内容を小
   出しにして、関心をむけてくれるようだったら話すこ
   とにしています。
  
  ●ネット上に書評を書く
    主にアマゾンのレビューを活用しています。
  
  ●ブログに書く
    読んだ本について以下の視点でブログを書いてい
   ます。
    そのブログは、自分の「知識の倉庫」としています
   ので、学んだ知識を蓄積しておきます。
    ブログに書き貯めておくことで、外出先でも携帯
  電話のネットで内容を確認できます。
  

  《ブログに書くときの視点》
   ○インスパイアされた考えや体験
   ○考えさせられたこと
   ○著者の言いたいこと
     (※小説の場合は話の概要)
   ○おもしろかったこと
   ○本を読んで学んだこと
   ○本を読んで行動しようと思ったこと
   ○人に薦めたい内容
   ○共感(共鳴)したこと
   ○引用したい文(人に話したい文)
   ○概念化(教訓化)
   ○キーワードまたはキーセンテンス
  
  《書くときに注意している点》
   ・簡略化して書く
   ・階層的に書く
   ・自分の言葉で書く
 

  ブログに書くのは面倒に思うこともありますが、その
  ときは袖川芳之さんの『線と面の思考術』の次の言葉
  を思い出すようにしています。
  
  「読んだという自己満足だけでなく、それがいつも目に
 見える形で残っていて再度自分でインプットし直せる
 環境を作りましょう。
  時間のかかることではありますが、生涯使える価値
 の高い回り道です。」


《参考書籍》
・『読書力』齋藤孝
・『齋藤孝の速読塾』齋藤孝
・『大人のための読書法』和田 秀樹

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『読書進化論』勝間和代 ★★★★★

「効率が10倍アップする新・知的生産術」を読み、著者
の読書法に興味が湧いた。もっと深めたくて読んだのが
本書である。
 これまで齋藤孝さんや和田秀樹さん、袖川芳之さんの
著書の影響を受け、自分なりの読書法を確立してきたが、
新しい風を吹き込んだのが本書の著者である勝間和代さん
であった。
 
 著者の推奨しているアウトプットは、まずは自分の今
考える読書法をテーマとしたい。
 少し書き始めたが、なかなか自分の考えをうまく言葉に
のせれなくて奮闘中であるのだが。

《本書からの学び》

○ネットよりも本が優れている点
 ・編集力
 ・携帯性
 ・読みやすさ
 ・価格

○読書の上級レベルは、著者と対話ができることと
 スキャニングできること。

●本はあくまでメディアのひとつ。

○本を読んで何かに役立てなければ意味がない。

◎新聞読み

○思考レベル
 ①知識→②理解→③応用→④分析→⑤統合→⑥評価

○ブログを書くことで精神的報酬を得られる

【書く技術】

●ブログを読む目的は著者の体験の疑似体験
⇒一般論ではなく、「体験」を書くことが大切

●役に立つフレーズを入れる

●比喩やキーワード、概念を入れる

●書く技術よりも「何を書くか」というコンテンツが重要。
 それはすなわち自分のメディアの充実と人生の充実が
 必要ということである。

読書進化論~人はウェブで変わるのか。本はウェブに負けたのか~ (小学館101新書) (小学館101新書) Book 読書進化論~人はウェブで変わるのか。本はウェブに負けたのか~ (小学館101新書) (小学館101新書)

著者:勝間 和代
販売元:小学館
Amazon.co.jpで詳細を確認する

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