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『売れるネーミング発想塾』齋藤孝 ★★★★★

 本書はネーミングの手法を紹介したものである。

 著者は、ネーミングは「一言で伝える力」や「発想力」
が必要であるという。

言わばビジネスマンに必要なスキルに直結している。

 そういう意味ではネーミングを必要としない仕事に就い
ている方にも本書は参考になる部分も多いのではないだろ
うか。
 
 それに、ヒット商品のネーミングの理由などトリビア的
なネタもあり、結構楽しめる。

「ムヒ」は天下無比、
「キヤノン」は観音
「コクヨ」は国誉
「正露丸」は日露戦争当時の「ロシアを征する」

が由来になっているなど、「そうだったのかぁ」と知的
好奇心がくすぐられる。

 本書のいうネーミングの手法はいたってシンプルだ。
ネーミングマップを埋め、そこからよりすぐりのものを
選ぶだけだ。

 ただ前提として自分なりの思いがそこになくてはならない。
 ネーミングマップとは「系」を横軸、「型」を縦軸と
したネーミングのアイデアが生まれやすいような視点を網羅
した表である。

 「系」は2種類「説明系」と「イメージ系」があり、
「型」は多様である。

 「説明系」とは製法や使い方を説明したネーミング、
「イメージ系」はそのネーミング対象のものを使ったり
見たりしたときのイメージでネーミングしたものをいう。

 例えば飲料水の「十六茶」や「生茶」は「説明系」、
「BOSS」や「Qoo」は「イメージ系」である。

 以下は、ネーミングマップにネーミングの例を示した
ものである。

 活用するときは、この横軸と縦軸が交わる空欄(今は
例が入っている)に思い付く限りのネーミングを埋めて
いくのである。

ネーミングマップ「naimingumappu.xls」をダウンロード

 本書を読んで思ったのは、つかみどころのないような
ものでも、(今回で言えばネーミング)自分なりの型
を導きだせば、システマチックに機能することができる
ということである。

 サッカーで言えば自分が相手を抜くときのフェイント
の形みたいなものか。

 型がたくさんあることで自分の対応できる引き出しが
広がるし自身がつく。

売れる! ネーミングの発想塾 Book 売れる! ネーミングの発想塾

著者:齋藤 孝
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