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『アヒルと鴨のコインロッカー』伊坂幸太郎 ★★★★★

(07年9月読了) 

 いつもちょこっとずつ読む自分が一週間で読みき
った。 続きがきになってしょうがなかったのだ。

 現在と過去(2年前)のそれぞれの話が進み、現在と
過去が重なり合ったときは、思わず「あっ」と声をあげ
たくなるような驚きがあった。

 別々にあった脳の回路がつながって心地良い感じ。
  

 (以下、ネタばれ注意!)


 現在の主人公「椎名」、そして「河崎」と思いきや
じつは「ドルジ」が繰り広げる少し奇妙で不思議な関係
はほほえましかった。
 
 一方、過去の主人公「琴美」。「河崎」と「ドルジ」。
恋の三角関係が展開されるのかと予想していたが、そう
ではなく、悲しい事件につながっていった。

 最後に「琴美」が轢かれて死に、「河崎」がエイズを患
いうつした女性の死をきっかけに自殺、ドルジの復讐劇
と、予期せぬ展開には圧巻だった。

 「人生を楽しむ方法は、車のクラクションをならさな
いことと細かいことを気にしないこと」


という琴美のことばが印象に残っている。
 
 小説を読むことの楽しさや脳の心地よさを感じた一冊
だった。

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仙台方面に旅行に行ったとき、この文庫本を持っていった。 偶然にも、この話の舞台は仙台だった! [続きを読む]

受信: 2008年10月24日 (金) 07時00分

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