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『聴き方革命』出口光 ★★★☆☆

人は同じことを聞いても人によってとらえ方が違う。
それを本書では聴き方の違いとし4類型で整理している。

・達成的傾聴の「勇」
  自分にできるのだろうかという観点で聴く
・親和的傾聴の「親」
  自分は何をしてあげられるのかという観点で聴く
・愛情的傾聴の「愛」
  自分も何かしてあげたいという観点で聴く
・論理的傾聴の「智」
  なぜそうなるのかと冷静に分析しながら聴く

 自分がどの類型にあたるのかを知り、相手の聴き方への
対処法を知ることで円滑なコミュニケーションがとれる
という。

 さらには、この4つの聴き方を自由に操る統制的な
自分をつくることで本当の自分を知ることができる。
 

 聴き方というよりは、性格分析からみたコミュニケーショ
ン技術のような気がしないでもない。

 ただ、単なる性格を4つに分けただけではなく、すべて
の聴き方ができるように、さらには前述したようにそれら
をコントロールできる自分が必要だとしている点は奥深い。

 そして、自分は間違いなく「智」である。
 
 興味深かったのが、本書に書いてある「智」の聴き方を
する人の価値観はほとんどが自分にあてはまっていた。
 例えば、
  ・自分なりの美意識を貫き、興味を探求する人生
  ・理解できるかどうかという観点で聴く
  ・失敗したくない、無駄をしたくない

 
 本書を読んで、自分のとらえ方の癖を知った上で、別の
角度からのとらえ方や見方ができるようにする必要があ
ると感じた。
 それが幅広い人間形成につながる。さらには、一歩ひ
いて自分自身を見ることができるもうひとりの自分を感
じることができなければいけない。
いわゆる「俯瞰して見ることができる第3の自分」とい
ったところだろうか。

 フロイトでいうところの本能的欲望を司る「エス」と
理性的な「自我」をうまくコントロールし、善悪を判別
して良心の働きをする「超自我」だ。

聴き方革命 スーパーリスニングならすべてはうまくいく Book 聴き方革命 スーパーリスニングならすべてはうまくいく

著者:出口 光
販売元:徳間書店
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