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『図で考えれば文章がうまくなる』久恒啓一 ★★★★★

 本書は、文章の技術よりも先に学ぶことは、書く中身を
考える技術であるという。
 
 文章は考える道具としては弱い。そして、今までの
文章読本は、中身を考えることにページが割かれていな
かった。

 そこで、文章の中身を考える技術「図解文章術」が本書
の趣旨である。

《図解文章法》

 ○図解で考えをまとめてから図解を参考にして文章を
  書く(文章を書く=考えをまとめる+文章に書く)

 ○全体を俯瞰でき、情報同士の関係性が明らかになる。

 ○新しいつながりがアイデアを生む。

 ○図は概観を示し、文章は細部を示すことができる。
  《ポイント》
    ・箇条書きにした情報をマルで囲っただけの
     図解ではなくできるだけ構造的に表現
    ・図から文章を書き起こす⇒図を読み下す。
    ・矢印は接続詞

    ・図解は骨(抽象化したもの)よって、肉づけ
     が必要⇒具体例、数字、体験、知識、意見など
    (どれだけ詳しく書くかによって文章量が決まっ
     てくる)

 ○図解は究極の要約。その内容をどの程度詳しく説明
  するかによって文章量が決まる。  

 ○伝えるべき内容を図解によって作り出すことこそ文章
  法の最も大切な部分。
 
 
■「簡・明・短・薄」の文章術
 ・簡…ポイントがどこかすぐにわかる簡潔な文章
 ・明…論旨があいまいでなく明快な文章
 ・短…長々と説明しないセンテンスの短い文章
 ・薄…以上の結果としての薄い文章

《文章ルール》
 
 修飾語の順序
  ○節を先に、句をあとにする
  ○長い修飾語は前に、短い修飾語は後に
  ○大状況から小状況へ、重大なものからそうでないもの
 

《書きとめておきたい言葉》

 ○文章はメッセージを考えることの方が、文章を書く
  技術よりも重要なこと。

 ○図解とは情報の地図化
 
 ○文図の往復運動が必要

 ○文章を書くというのは「知的生産」
  (読む⇒考える⇒書く)

 ○平文(ひらぶん)のすすめ
 「文章自体は決して名文といえないかもしれない。
  しかし、平坦でわかりやすく、興味深い内容を
  持った文章で、決してどうでもいい駄文ではない。」

  平凡で平坦な文章、それが平文。

 □文章で説得、図解で納得

 □いろいろな文章読本をよむよりも、とにかく情報を
  図解してみることからはじめることが大切。

図で考えれば文章がうまくなる (PHP文庫 ひ 31-1) (PHP文庫 ひ 31-1) Book 図で考えれば文章がうまくなる (PHP文庫 ひ 31-1) (PHP文庫 ひ 31-1)

著者:久恒 啓一
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